写真への想い

Thoughts on Photography

イメージ

人はなんのために写真を撮るのだろう?
そのことについて、私たちは⻑年考えてきました。
「いまこの瞬間を残したい」
「あの人にも見せたい」
「この感動をシェアしたい」
写真を撮りたいと思うとき、
その真ん中に必ずあるのは、「ギフト(贈り物)」な気持ちです。

哺乳類のなかで最も難産だと言われる人間は、二足歩行で狭くなった産道を通れるよう、まだ脳が小さく未熟なうちに生まれてくるのだそうです。
それゆえ人間は、この世に生を受けても誰かに手をかけてもらうことなしに生きることができません。
しかしそのことは一方で、「何かをしてあげることの悦び」をも与えてくれました。そう思えば、写真を撮るという行為は、人間誰しもが持つ「してあげたい」という贈与の気持ちの現れだと思うのです。
つまり、写真は未来へのプレゼントなのだと。

イメージ

2011年に起こった東日本大震災。
津波にのまれた大量の写真やアルバムが各地の体育館や公⺠館などに集められました。そこで、泥まみれになった写真を洗浄し、なんとか持ち主の元に返却しようと、現地のボランティアのみなさんが尽力されていました。
私たち富士フイルムの社員も作業をお手伝いしながら、胸の内で愕然としていたことがあります。それは、ここ10年の写真がほぼないということでした。
デジカメやスマホの普及以降、多くの写真がデータのままプリントされていないという事実を目の当たりにしたのです。

物理的に損傷したSDカードやパソコンの写真データはもちろん、インターネットのサーバーに預けられた写真データも、パスワードが不明なまま無きものとなりました。そんななか、たとえ泥まみれになろうとも、自らが生きてきた証を残してくれたのは、写真プリントでした。
私たちが東日本大震災を経て気づいたこと。
それは、早く、広く、伝えるのはデジタル写真が良いけれど、
深く、⻑く伝える一番の方法は写真プリントであり、アルバムだ、ということです。

フィルムメーカーとしての誇りをもとに、私たちは写真をカタチに残すための製品やサービスの開発、そして普及活動を続けていきます。
それが、私たちの使命だと考えます。

イメージ

写真は未来への贈り物。

変化し続ける世の中にあってなお、変わらない写真の価値について、
私たちはこれからもずっと考え続けていきたいと思います。

富士フイルム アルバムカフェ事務局

PAGE TOP

  1. アルバムカフェ トップへ戻る
  2. アルバムカフェとは
  3. 写真への想い